グリストラップの底の方にも注意が必要です

グリストラップの蓋、受けカゴ(バスケット)、仕切り板(スライド板)、トラップ管等を製作している、 グリストラップ蓋.com です。

 

 

今回のブログは画像がありませんので、少し分かりにくいかもしれませんが、ご容赦ください。

 

ある現場のグリストラップを確認したところ、第1槽と第2槽の水位が高く、第3槽の水位が低い状態でした。

 

二次側の排水管が詰まった場合、グリストラップ全体の水位が上昇し、満水になりますので、第1槽と第2槽の水位だけが高く、第3槽の水位が低いというのは通常ありえない状況です。

 

グリストラップは深型で、底の方まで目視では確認できなかったので、思い切ってうつ伏せになり、手を伸ばして中へ突っ込んでみました。

 

ギリギリ底まで手が届いて確認したところ、底部に大量の残渣が堆積して、仕切り板(スライド板)の下に隙間があいていませんでした。

 

排水テストを行うと、第1槽と第2槽の仕切り板の上を超えて排水が流れていきました。

 

またその際、受けカゴ(バスケット)も水没し、ゴミが全く受けらていませんでした。

 

第3槽には油脂汚れだけでなく、串なども流れ込んでおり、これらが二次側に流れ込むと、詰まり除去も大変になります。

 

店舗の方に、グリストラップの機能を果たしていない旨をお伝えし、底の残渣も清掃していただくか、深くて難しければ、業者さんを呼んでバキューム作業で吸い取ってもらうようお伝えしました。

 

グリストラップ内の水面に浮かぶ油脂汚れをすくって清掃するだけではなく、たまに底に溜まった残渣にも注意を向けてみてください。

 

 

 

今後とも、 グリストラップ蓋.com をよろしくお願いいたします。

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