ステンレス製仕切り板(スライド板)が破損する場合
グリストラップの蓋、受けカゴ(バスケット)、仕切り板(スライド板)、トラップ管等を製作している、 グリストラップ蓋.com です。
前回は「仕切り板(スライド板)削れていませんか？」という題名で、ＦＲＰ製仕切り板(スライド板)が削れて使い物にならなくなるケースについて書きました。
今回はステンレス製仕切り板(スライド板)について書きたいと思います。
ステンレス製仕切り板(スライド板)の場合は、ＦＲＰ製仕切り板(スライド板)と違い、削れて使えなくなる事は、まずありません。
一方で、ガイドが破損して正しく設置できなくなるという事があります。
ガイドが破損している仕切り板(スライド板)です。
右側はガイドが残っていますが、
左側は、欠損しています。
何度も出し入れする事による経年劣化や、無理矢理出し入れした際に破損してしまう事が多いようです。
ただ、仕切り板(スライド板)側のガイドが破損している場合は、仕切り板(スライド板)を新しく作り直せばよいのですが、グリストラップ側のアングルが外れた場合はそうもいきません。
グリストラップ側の、仕切り板(スライド板)を固定する為のアングルです。
※この画像のアングルは、破損していません。
グリストラップ側のアングルが破損した場合は、グリストラップ内の排水・汚泥を引き抜いて清掃したうえで、中に人が入って溶接して付け直さなければなりません。
仕切り板(スライド板)を作るのとは違い、コストも非常に高くなります。
そこまで頻繁に行う工事ではありませんが、サイズが合っていない仕切り板(スライド板)を無理矢理出し入れしている際に、グリストラップ側のアングルが取れてしまったという事が過去にありました。
金属だから丈夫だろうと過信せず、丁寧に扱ってあげてください。
今後とも、 グリストラップ蓋.com をよろしくお願いいたします。