側溝の修理④ 蓋に乗ると滑る編
グリストラップの蓋、受けカゴ(バスケット)、仕切り板(スライド板)、トラップ管等を製作している、 グリストラップ蓋.com です。
前回は「側溝の蓋に乗ると跳ね上がる」ケースについて、その解決方法を書きました。
今回は側溝の修理の4回目、「側溝の蓋の上を歩くと滑る」という内容について書こうと思います。
油を多く使用する店舗では、厨房の床が滑りやすくなっている事があります。
その場合、モルタル面の床より側溝の上を歩いている時に滑ったというお話を聞く事が多いです。
最近は、コックシューズ(厨房靴)で滑りにくいものも出てきているようですが、お値段もそれなりにするようですので、なかなか導入するのは難しいかもしれません。
また、小まめに厨房の床を洗剤で洗浄しても滑るという現場もお聞きします。
側溝の上で滑る原因の1つに、側溝の幅が長い場合があります。
厨房の側溝の幅は150mm~250mmが多いですが、300mmというのもたまに見ます。
幅が長いと、靴全体が側溝の蓋に乗る事になります。150mmや200mmの場合、つま先や踵がモルタルの部分にかかって、滑りにくくなるのですが、靴全体が側溝の上に乗ると摩擦が少なく、より滑りやすくなってしまいます。
また、側溝の蓋の素材にも滑りやすいものがあります。
鋳鉄製の蓋は、滑りやすい事が多いです。
側溝側で解決する場合は、ノンスリップと言われる側溝の蓋へ交換する形になります。
色々な仕様が存在するのですが、弊社で扱っているものを一部ご紹介します。
②タコQ
タコの吸盤のようだから「タコQ」という名前なのでしょうか?
丸いブツブツが付いています。
③タコデコ
タコQに加えて、突起のようなものが付いています。
①→②→③の順で滑りにくくなっています。
現場状況に合わせて選んでいただければと思うのですが、「タコデコ」は長時間側溝の上にいると、足裏が痛くなると言われた事があります。
足つぼマッサージが苦手な方は、避けた方が良いかもしれません。
蓋本体は、このようなTバータイプのステンレス製の蓋になります。
現場によってお勧めする蓋の仕様は異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
今後とも、 グリストラップ蓋.com をよろしくお願いいたします。