側溝の修理⑥ 底部補修編
グリストラップの蓋、受けカゴ(バスケット)、仕切り板(スライド板)、トラップ管等を製作している、 グリストラップ蓋.com です。
前回は、「側溝の枠の交換」について書きました。
今回は側溝の修理の6回目。
グリストラップから派生したスピンオフとしての側溝修理のブログ記事は、今回を一区切りとさせていただき、最終回として「側溝の底部補修」について書こうと思います。
側溝の底部ですが、モルタルで作られている場合、経年劣化により削れて水溜まりができてしまったり、勾配が悪くなる事で排水やゴミが滞留してしまうなど、衛生的に問題になるケースがあります。
前者の水溜まりができてしまう場合は、モルタルでその部分だけを埋め戻すのでそこまで難しくは無いのですが、勾配が悪くなっている場合は端から端までやり直す必要があり、少し大掛かりとなります。
また、経年で勾配が悪くなったと仰っているものの、これは最初から勾配取れてなかったでしょ?と思わせられる現場もあります。
まずは側溝内を清掃します。
中が汚れている状態で、モルタル補修はできません。
上流から一気にモルタルで補修していきます。
塗っている傍から固まっていきます。
早く固まるのは、凝固剤を入れているからです。
入れなければゆっくり固まるのですが、飲食店の場合、朝までに固まっていなければいけません。
「固まるまで時間かかるので、明日は水流さないでください」なんて事は通用しませんので。
元々勾配が取れていない現場でしたので、若干流れが滞る場所はありましたが、概ねスムーズに流れてくれました。
現場によっては勾配が取り切れない場合がありますが、ほとんどの現場で少なくとも凹凸を無くす事は可能です。
どのような工程になるか、どれくらい改善するかなどは、現場を詳細に調査してからしか判断できませんが、もし側溝底部の凹凸や勾配不良でお困りのことがありあましたら、遠慮なくお問い合わせください。
今後とも、 グリストラップ蓋.com をよろしくお願いいたします。