仕切り板(スライド板)の下に付いている穴について
グリストラップの蓋、受けカゴ(バスケット)、仕切り板(スライド板)、トラップ管等を製作している、 グリストラップ蓋.com です。
今回は、仕切り板(スライド板)の下に付いている「穴」について書きたいと思います。
穴が無い仕切り板(スライド板)の方が圧倒的に少ないので、見た事の無い方は何の事やら分からないかもしれません。
この画像はステンレス製の仕切り板(スライド板)ですが、下に穴をあけています。
穴をあけている理由は、グリストラップの構造上、仕切り板(スライド板)が底に着いてしまう場合に、排水の通り道としてあけているものです。
一方、FRP製の仕切り板(スライド板)には、このような穴があいている場合があります。
これは排水を通す為だけの穴ではなく、「残渣止め」という機能を持ち、グリストラップの底に沈んだゴミなどを受け止めて、先に流れにくくするものです。
形が複雑な上、FRPは加工ができないので、グリストラップ蓋.com では作る事ができません。
ただこの残渣止め、逆向きに付けている現場もよく見ますので、その場合は意味がありません。
また正しく設置しても、本当に残渣がここで止められているのか、よく分かりません。
実際は、水流に乗って先へ流れてしまっているように思います。
グリストラップ蓋.com では、「残渣止め」は不要なものとしてご説明し、残渣止め付き仕切り板(スライド板)が破損した場合、平板タイプで製作しています。
以前のブログでも書きましたが、FRP製仕切り板(スライド板)には不要なものが付きがちです。
今後とも、グリストラップ蓋.com をよろしくお願いいたします。