障害物のあるグリストラップの場合

グリストラップの蓋、受けカゴ(バスケット)、仕切り板(スライド板)、トラップ管等を製作している、 グリストラップ蓋.com です。

 

 

グリストラップの上には、何も置かない事が基本ですが、そうではない現場もあります。

 

 

上に乗っているものとしてよく見るのは、厨房機器や調理台、棚などの足です。

蓋を開けると、足が空中に浮いているように見えますね。

 

 

蓋の開け閉めの障害になるものを置いていると、日常清掃の邪魔になり、自然と清掃が疎かになりがちです。

 

動かせるものであればまだ良いのですが、動かせないものが乗っている場合は、色々と不具合が発生します。

 

先日、動かせない障害物があった現場での事を書こうと思います。

 

 

グリストラップです。

 

 

ガス管がグリストラップの上に配管されています。

この画像ではあまり影響が無いように見えますが、

 

 

これらの画像を見ると、かなり邪魔になりそうな事が分かると思います。

 

 

今回は蓋の交換に加えて欠損している受けカゴ(バスケット)・仕切り板(スライド板)・トラップ管と、全ての部材を取り付ける内容でした。

 

蓋は高さがあるものではない為、ガス管に干渉することは無いのですが、受けカゴ(バスケット)と仕切り板(スライド板)はガス管に当たって出し入れができなくなる可能性があります。

 

そこで、この現場のグリストラップに合わせた部材を製作して納品しました。

 

まずは受けカゴ(バスケット)です。

出し入れの際、取っ手がガス管に当たらないよう、取っ手の位置を中央寄りにずらしました。

 

 

出し入れの際、このような位置関係になります。

 

 

上から見るとこのような感じです。

 

 

次に仕切り板(スライド板)は、端に少し切り込みを入れました。

 

 

出し入れの際、このような位置関係になります。

 

 

設置した際はこのようになります。

 

 

水を流すとグリストラップ内の水位が上昇しますが、切り込んだ低い位置よりも水位が下なのを確認しております。

 

 

ちなみに流出側の仕切り板(スライド板)の位置にガス管は無いので、通常の仕切り板(スライド板)を設置。

 

 

蓋も特に変更はせず、通常の取っ手位置にガス管が無い事を確認。

 

 

トラップ管もガス管には関係無いので、通常のものを設置しました。

 

 

今回は比較的狭い厨房に、幅の広いグリストラップが設置してありましたので、ガス管と干渉してしまう状況でした。

 

あらかじめ店舗の設計がちゃんとしていればこのような事は起きないと思いますが、後から厨房機器を増設したりなどした場合、起こりうる事ですね。

 

このような特殊事例のグリストラップでも、ご相談いただければ、最適なご提案をさせていただきます。

 

 

今後とも、 グリストラップ蓋.com をよろしくお願いいたします。

 

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